日本に一時帰国しています。空港に降り立つと、途端に鼻がムズムズしてきました。そう、花粉症です。私は10年来の花粉症患者。最近では、薬の効き目も落ちてきました。美しい日本の桜を楽しみたいところですが、これでは正直、外に出ることが億劫で仕方ありません。

 花粉症は、日本に約3000万人の患者がいるといわれている国民病。大部分の患者はスギ花粉によるアレルギー症状をもっています。先日の参院予算委員会では、スギ花粉症を患う安倍晋三首相が、花粉症の撲滅対策を講じていく考えを示しました。個人的には賛成です。

 スギの学名は、「隠れた日本の財産」を意味するクリプトメリア・ジャポニカ。1種1属で日本にのみ生育する固有種です。海外にも花粉症はありますが、その原因となる植物はさまざま。スギ花粉症は日本固有といえます。事実、私も上海では全く症状がみられませんでした。同じ花粉症でも、国が違えば事情もちがうのです。

 ITの世界でも、国によって事情が大きく異なるものがあります。例えば、今月でサポート終了から1年が経過するWindows XP。日本では、ITベンダー各社が精力的に移行支援を啓蒙してきたこともあって、XPユーザーは急激に減少しましたが、海賊版ソフトが普及している中国では、未だXPは主要OSとして存続中。これを受けてマイクロソフトは、中国では海賊版のWindowsについても、最新のWindows 10に無償でアップデートできるようにすると発表しています。(上海支局 真鍋武)

【記事はこちら】
北斗七星 2015年3月30日付
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.4.3」より