クラウド時代になっても「つくり手」と「売り手」がいる構造に、実は大きな変化がないという印象を受けます。AmazonのAWSが売れるのも、AWSを担ぐSIerやCIer(クラウドインテグレーター)の層が厚いことが大きな要因。AWSのイベントに取材に出向くと、他のパブリッククラウドにはない“熱気”を感じることがあるほどです。

 ただ、かつてのハードウェアの販売のように「つくり手(メーカー)」が、しっかりとしたパートナープログラムや支援策、バックマージンなどを用意しなくても、クラウド時代のサービスは、技術者ら有志によるハッカソンのような自発的な活動を通じて、盛り上がっていくことが多いようです。

 “むしろ、こうしたコミュニティを形成できなければ、いくら「売り手」を焚きつけても、うまくいかないともいえそうです。いや、裏の裏を読んで、インフルエンサーをうまく捉え、ハッカソン的なコミュニティの盛り上げをステマ的に支援していくことが、「つくり手」からみたクラウド時代の“パートナー施策”といえるのかも知れません。(安藤章司)

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クラウドビジネス 「夢」か「現実」か!? 「地方発、世界へ」を自らの手に
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.4.16」より