最近知ったのだが、北京や上海では、スマートフォンが地下鉄やバスの公共交通カードとして使用できるのだ。中国移動(チャイナモバイル)が2013年から提供しているサービスで、NFC搭載の専用SIMカードに交換後、スマートフォンアプリを通してお金をチャージすれば利用できる。

 便利なサービスのはずだが、あまり普及していない。実際、これまで私は、スマートフォンを交通カードとして利用している人を一度も見かけたことがない。この理由は、対応機種が限られていて、iPhoneで利用できないことや、店舗での利用手続きに手間がかかることが挙げられる。

 ある中国人女性は、「店舗に手続きに行ったところ、スタッフから『そのサービスを利用するための手続き業務は存在しますが、利用者が少ないこともあって、当店にはSIMカードの在庫がありません。ほかの店舗に行ってみたらどうですか』と言われ、泣く泣く諦めた」と語った。

上海では、地下鉄・バスの乗車に公共交通カードを使うのが一般的