最近、企業のオフィスや展示会などで、ソフトバンクの人型ロボット「Pepper」をよくみかけます。今年10月に、法人向けモデルの「Pepper for Biz」の受付が始まり、今やさまざまな企業・団体が導入しています。これは単に受付や案内ができるだけでなく、感情機能を搭載し、人とコミュニケーションができることが評価されてのことでしょう。今回、クリーニング店でのアドバイザースタッフとしてPepperを導入したエルゼも、クリーニングに関する情報の提供だけでなく、顧客に楽しんでもらえることを評価して、導入を決めたようです。確かに、Pepperや、(ロボットではないですが)Appleの「Siri」と会話していると楽しいですよね。
以前の「今日のひとこと」で、「3年後には300万人以上の労働者の上司がロボットになる」といわれていることに触れました。受付などの業務は、人型ロボットがやってくれるようです。今後、さらにテクノロジーが進歩して、ロボットはより高度な仕事ができるようになり、コミュニケーション能力も向上して、いずれ人間に指示を出すようになるのかもしれません。そう考えると何とも複雑な気持ちになりますが、個人的には、ロボットに負けないように、今はとにかく仕事のスキルを磨いていきたいと思います。(前田幸慧)
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エルゼ、「Pepper」をクリーニング専門アドバイザースタッフとして導入 メールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.12.14」より