首都圏には「羽田」と「成田」の二つの大空港がありますが、もし、どちらか一つしか残せないとなったら、どちらを残すでしょうか。実際にはあり得ない想定ですが、もしも、こうした究極の選択を迫られたとき、「選ばれる側になりたい」と話すのは、昨年末までに旧ビットアイル(現ビットアイル・エクイニクス)をグループに迎え入れたエクイニクス・ジャパンの古田敬社長です。

 エクイニクスはデータセンター(DC)専業の世界大手で、同業で国内大手DC専業事業者の旧ビットアイルを傘下に収める以前から、その存在感は際立っていました。それでも、「羽田」と「成田」の例え話のように、ライバル会社もエクイニクスに負けてはいません。甲乙つけがたい状況では、わずかな差が「選ばれる側」を決めることもあります。だからこそ、旧ビットアイルと一緒になれるチャンスがあれば、ぜひともそうしたい――。古田社長の熱い思いが旧ビットアイルの経営陣の心を突き動かしたようです。

 ところで、「羽田」と「成田」。どちらか一つを残さなければならないとなったとき、読者のみなさんは、どちらを選ぶでしょうか? そしてその基準は何でしょうか。そう考えると、「選ばれる側」になれるヒントがそこに隠されているかもしれません。(安藤章司)

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エクイニクスのビットアイル買収劇 国内DCの規模を倍増へ DC専業事業者の再編が加速
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.1.7」より