最近、上海の地下鉄駅構内で、懐かしさを感じるものをよく目にする。ガシャポンだ。コインを入れて取っ手をガチャガチャと回すと、カプセルに入った商品がでてくる機械である。バンダイ製のガシャポンらしく、ガンダムやドラゴンボールなど、日本の商品をそのまま販売している。

 しかし、中身を見てみると、残念ながらほとんど売れていない。唯一、半分程度売れていたのは、「かばんにつけてねこあつめ」という猫のキーホルダーだった。

 売れないのには理由がある。まず、高い。日本でガシャポンといえば、1回100円、高くても200円が普通。しかし、上海では安いもので20元(約350円)、高いものは30元(約525円)もする。これでは安易に手が出せない。さらに、使い勝手が悪い。中国には100円硬貨がないので、10元札や20元札をコインに交換してから機械に投入する仕組みになっている。これでは手間がかかる。改善すべきところは多いようだ。

地下鉄駅構内に設置されたガシャポンはあまり売れていない