北斗七星

北斗七星 2016年5月23日付 vol.1629

2016/05/26 15:38

週刊BCN 2016年05月23日vol.1629掲載

▼受験勉強が嫌で囲碁に逃避した。心配する母親をよそに、囲碁好きの父親は大喜び。対局が日課となるほど、囲碁に夢中になった。中学三年生の秋である。

▼囲碁は先手必勝とされる。後手にハンディキャップを与える「コミ出し」というルールがあるのは、そのためだ。囲碁では盤上の線と線が交差する部分を「目(め)」と呼び、「一目(いちもく)」「二目(にもく)」という感じで碁石で囲んだ目の数を数える。ハンディキャップも目の数で与えられる。中学時代に囲碁を覚えたときのコミ出しは、五目半だった。半は半分を意味する。

▼人工知能で囲碁が注目されたことがきっかけで、現在ではコミ出しが六目半に変わったことを知った。歴史があるだけに五目半で定着しているものと思っていたが、国際大会のルールに従ったのだという。現在の米国では、コミ出しが七目半という。データがあるのだろう。コンピュータ同士の対戦が高度化したので、さらなる変更も考えられる。

▼動機が不純なためか、受験後は囲碁をしていない。しばらく空席だった父親の対局相手は今、弱めに設定した囲碁ソフトが担っている。(風)
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