クラウド会計ソフトのfreeeやマネーフォワードは、FinTech(フィンテック)の潮流にも乗り、その存在感はますます高まっています。資金調達サービスの発表や、中堅企業向けクラウドERPへの進出など、スタートアップらしく猛スピードで突っ走る姿は、何ともいえない迫力を感じます。
最近では、会計以外のクラウド業務アプリもユーザー数を伸ばしています。創業者の宮田昇始さんが代表取締役を務めるKUFUは、「freeeやMFクラウド会計(マネーフォワード)の人事労務版」を標榜する「SmartHR」を2015年11月に世に出し、今年3月の時点で導入企業数が700社を超えました。社会保険、雇用保険の手続きを自動化したところがアピールポイントです。
小規模事業者向けの業務アプリは、クラウドネイティブなスタートアップの活躍が、マーケットの勢力図を塗り替えつつあります。(本多和幸)
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KUFU 社会・雇用保険手続きをSaaSで自動化 「SmartHR」ユーザーを年内4000社以上にメールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.6.6」より