▼ニュース番組のキャスターが言う。「消費増税を先送りすれば、社会保障財源が確保できない」と。権力批判が基本スタンスという事情を理解していても、聞かされるほうが恥ずかしいくらい。消費増税が決まったときは、何かと猛反対をしていたでしょうが。

▼消費増税が2年半後へ先送りになった。消費者としては助かるが、増税特需という期待もある。消費増税で導入予定の軽減税率でも、関連するソフトウェアで特需が期待されるところだが、ムダな開発になってしまうかもしれない。増税は本当に難しい。

▼消費増税の延期を「公約違反」として衆議院の解散を求める声もあるが、野党は増税を掲げて戦うのだろうか。選挙には多額の税金が投入される。国のためとはいえ、税金をテーマに税金が使われるのは、なんだかやるせない思いだ。

▼マイナンバー(社会保障・税番号)制度を活用して、国民投票にしたらどうかと考えを巡らせてみたが、最終的にはプライバシー問題がネックとなる。どちらに投票したかは、誰もが知られたくないところ。仕事とはいえ、ニュース番組のキャスターが、かわいそうになってきた。(風)