ファーウェイのグローバルIT市場における存在感が高まっています。事業の根幹をなす通信事業者の領域では、以前から有力ベンダーとしての地位を確立していましたが、近年では、クラウドDCソリューションやモバイル端末などの提供を通じて、一般法人・コンシューマ領域における認知度も向上しています。

 ファーウェイが法人やコンシューマの領域に注力する背景には、「パイプ戦略」があります。これは、IoTやスマートフォンなどネットワークに接続するデバイス数やデータ容量を拡大させることで、最大の取引先である通信事業者の収益を向上させるというもの。

 通信事業者が儲かれば、彼らはネットワークインフラを増強するので、ファーウェイもビジネスをさらに活性化できるという好循環を生むわけです。

 実際、このパイプ戦略は功を奏しており、ファーウェイの2015年度売上高は前年比約37%増の3950億元に拡大。たった1年で約1000億元、日本円に換算すると1.5兆円以上も売上高が増えていることになります。

 今週4日には、Windows搭載の2in1デバイス「HUAWEI MateBook」を投入し、日本のPC市場に参入することを発表しました。勢いに乗るファーウェイ。停滞気味の国内PC市場にどう影響を及ぼすのか目が離せません。(上海支局 真鍋武)

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【速報】ファーウェイ、PC市場へ参入
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.7.8」より