先週、米オラクルの年次プライベートイベント「Oracle Open World(OOW) 2016」が、米サンフランシスコで開かれました。既報のとおり、創業者であるラリー・エリソン会長兼CTO自らが、「IaaSに注力し、AWSのシェアを奪う」と宣言したことが最大のトピックといえるでしょう。

 このOOWでは、エリソン会長が刺激的な言葉でライバルを“口撃”するのが常ですが、さすがにエンタープライズIT市場の大物中の大物。その影響力はやはり絶大です。日本の経済系メディア、IT系メディアを含め、世界中の多くのメディアが「オラクル、AWSにライバル宣言」と一斉に報じました。

 現時点でのオラクルのIaaSビジネスは、AWSとは比ぶべくもない規模であることはご存じのとおり。しかし、エリソン会長が刺激的な言葉でAWSに対するオラクルの優位性をアピールすることで、メディアを通じて市場に強いメッセージを届けることには成功したように思えます。強力なタレントの一言には、大きなマーケティング効果があります。(本多和幸)

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【速報】「Oracle Open World 2016」開幕、ラリー・エリソン会長兼CTOが基調講演に登場、ターゲットはセールスフォースからAWSへ
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.9.27」より