中国の国慶節にあたる10月1~7日の大型連休には、今年も日本に多くの中国人観光客が訪れました。最近では、家電やブランド品などを大量購入する「爆買い」が落ち着いてきた一方で、名所めぐりなど観光が人気を博しており、中国人消費者の関心がモノからサービスへと変化しつつあるといわれています。この大型連休に日本に一時帰国した某IT企業の幹部は、「箱根に旅行に行ったが、中国人観光客だらけだった」と話していました。

 中国国内では、企業のIT活用における関心も、モノからサービスへと移りつつあるようです。ソフトウェアやサービスに対価を支払う考え方が、大企業だけでなく中小企業にも徐々に浸透。新興のクラウドベンダーも急速に増えており、IT関連のイベントでは、大手だけでなく、新興企業による大規模な講演会や展示会を目にする機会が増えてきました。移動信息化研究センターの江涛・シニアアナリストは、「今後2~3年が中国のSaaS市場発展のカギとなる期間であり、多くの法人ユーザーが実践の道を歩み始める」と予測しています。(上海支局 真鍋武)

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上海市で「中国SaaS産業峰会」 盛り上がる中国SaaS市場 今後2~3年が発展の重要期間に
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.10.14」より