週に一度程度ですが、会社から駅に向かう10分ぐらいの短い時間に、実家に電話をかけるのが習慣となっています。東京暮らしをしている私を心配する母親のためで、いわば生存報告みたいなものですね。

 毎週話をしていると、だんだんと話すこともなくなり、日常のちょっとしたこと、電車の中で見かけたちょっとしたハプニングなど、たわいのないものになっていきます。それでも嬉しいみたいで、毎回ホームに電車が来るまで母と話しています。

 しかし、母親とは驚いたもので、本人は普段通りのつもりでも、ちょっとした変化を感じ取るものですね。ちょっと声が変よ、風邪をひいたんじゃない? 元気がないみたいだけど仕事が忙しいの? などいろいろなことに気がつきます。

 日立システムズが発表した「音声こころ分析サービス」は、電話から録音した音声データを分析し、心の状態を見える化してくれます。声だけで意外といろいろなことが分かるんだなあ、と感心しつつ、気にかけてもらえるというのは嬉しいものですね。(山下彰子)