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 5年に一度の共産党大会を今秋に控える中国では、政治を巡る動きが活発化しています。7月15日、中国共産党は重慶市トップの孫政才 市党委書記の解任を発表。党の最高指導部である政治局常務委員入りの最有力候補とされた孫氏ですが、このタイミングで解任されたうえに、規律違反の疑いで党中央規律検査委員会から調査を受けているとの報道もあり、権力闘争に関する多くの情報が飛び交っています。

 一方、新たな重慶市のトップに就任したのは、貴州省党委書記の陳敏爾氏。陳氏は、習近平国家主席が浙江省党委書記だった当時の部下で、同じく次世代の最高指導部入りの有力候補とみられています。

 思い返せば、最近、中国の共産党機関紙や主要経済紙では、注力分野であるビッグデータ関連の取り組みなどで、貴州省に焦点をあてた記事が顕著に増えていました。今回の起用を見据えて、陳氏の実績を誇示する狙いがあったのかもしれません。(上海支局 真鍋武)