交通広告などで露出拡大

 最近、上海の地下鉄駅構内などで、やたらと英会話の広告をみかける。中国のグローバル化やインターネットの発展に伴い、気軽に安値で利用できるオンライン英会話サービスの需要が拡大しているのだ。例えば、外国語学習のポータルサイトや教材を展開する滬江網校は7月10日、新たに英会話サービス「Hitalk」を開始。ホワイトカラー向けに実践的な対人英会話サービスを提供する。

 中国教育部の「2016全国教育事業発展統計公報」によると、英語を学ぶ中国人は約3億人に達している。17年のオンライン言語トレーニング市場規模は355億元の見込み。政府が掲げる「走出去(中国企業の海外投資戦略)」や「一帯一路(新シルクロード経済圏構想)」などの影響で、英語を学ぶ人材は今後ますます増えるだろう。高級ホテルや外国人が集まる観光エリアを除くと、現状、上海で英語が通じる場所は意外と少ないが、数年後には状況が変わるかもしれない。