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お金や経済を「ツール」に

 FinTechが徐々に広まっていき、ビットコインなどの仮想通貨が普及し始め、お金や経済のあり方が大きく変わる可能性がでてきた。

 本書では、お金や経済の起源、メカニズムを紹介し、それらがテクノロジーによってどのように変化しているのかを紹介している。また、資本主義の欠点を補った価値を軸として回る社会「価値主義」という枠組みについても提案している。ただ、技術的なトレンドや新たな金融工学、経済学の理論を紹介しているわけではない。お金や経済とは何なのか、その正体を理解したうえで、その先を捉える内容となっている。お金や経済は進化の途中で、人間は今よりももっと違う存在を目指せるという。お金に対して抱く不安や恐怖、焦りなどのさまざまな感情から解放される術も紹介。

 専門用語を使わず、誰にでもわかりやすい表現で書かれている。お金や経済を「ツール」として使いこなしたい人におすすめだ。(郁)
 
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『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』
佐藤航陽 著
幻冬舎 刊(1500円+税)