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企業ITのAPI活用はこれからが本番

 APIは、経路検索やグーグルマップ、各種ソーシャルメディアといった個人ユーザー向けでは、もはやあたりまえのように使われている。安く、早く、ユーザーにサービスを届けるには、APIは非常に都合がよいからだ。

 だが、企業ITの分野では、APIの活用はこれからが本番。本書では、バックアップソフト開発で有名なAOSテクノロジーズ創業者の佐々木隆仁社長が、企業ITにおけるAPI活用の有用性をわかりやすく解説。FinTech産業の育成を念頭に、国内でも金融機関にAPIの開放を促す動きが本格化したり、昨今注目を集めるAIの多くがAPI方式を採用している。

 AOSテクノロジーズでは、この3月、日本初のAPI取引所「APIbank」を開設。自ら進んでAPI流通の促進に力を入れる。企業がもつ価値をAPIで結んで、経済圏を創り出す「APIエコノミー」は、全世界で250兆円ともいわれる規模。本書はその入門書といえる。(寶)
 
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『APIエコノミー
~勝ち組企業が取り組むAPIファースト』
佐々木隆仁著
日経BP刊(1500円+税)