文部科学省の審議会が昨年8月に発表した「学校における働き方改革に係る緊急提言」。その最初に挙げられているのが「勤務時間を意識した働き方」をすること――だそうです。「えっ、そのレベルからなの?」と思ったのは私だけではないはず。

 とはいえ、この初等中等教育の学校現場向けの緊急提言を受けて、勤務時間内に仕事を終わらせるためにITを活用して業務を効率化する機運が高まっているそうです。全国の小中高等学校のうち国公立は約3万4000校、私立は約2300校。決して小さい市場ではありません。

 私自身のことを思い起こせば、小学校の高学年から中学校にかけて、事実上、強制的に部活動をやらされました。そのときは、「ほんとうに嫌で嫌で仕方なかった」のですが、教員もそれにつき合わされて帰宅するのが20時、21時なんてざらだったわけですね。

 さすがに、今は部活動(教員にとっては残業)を強制するような学校はないと思いますが、万が一、そのような不幸が連鎖するような仕組みがまだ残っているのなら、「勤務時間を意識した働き方」を推進するなかで、ぜひともなくしていってほしいものです。(安藤章司)