企業向けの情報システムの設計では、全体最適を優先すべきか、個別最適を重視すべきかで、よく議論になります。全体最適が過ぎると、得てして使い勝手が悪く、現場から反感を買ってしまいます。逆に、個別最適が過ぎると統制のとれないシステムになりかねません。

 業務自動化ソフトのRPAでも同様で、全体最適を重視するベンダーもあれば、現場の負担軽減を訴えるベンダーもあります。大手RPAベンダーで例えれば、Kofaxはどちらかといえば全体最適寄り、UiPathは現場寄りという印象を受けます。売り手となるSIerは、これら製品特性をよく理解した上で、全体最適と個別最適の良いところ調和させたRPAの実装が、ユーザー企業から求められてるといえそうです。(安藤章司)