近年の新卒採用は売り手市場となっています。学生にとってはうれしい状況ですが、企業側からすればいかに優秀な人材を集められるか悩ましいところ。

 同時に、採用できた人材をいかに定着させられるかも考えていく必要があります。先日、経団連の中西宏明会長が「終身雇用なんてもう守れない」と発言したことが物議をかもしていますが、そもそも「ずっと勤める気はない」と考える学生も多いかもしれません。新卒の心をつなぎとめられる施策も必要になってきます。

 今度の6月からデロイトトーマツグループでサイバーセキュリティーの新会社が本格稼働します。同社は今後3年間で人員を2倍以上まで拡大する方針を示し、新卒採用についても精力的に取り組むといいます。「業界最高水準の給与」と「スキルアップし続けられる環境」を用意することで採用と定着の両面をカバーしていきます。(銭君毅)