いよいよ第5世代移動通信システム(5G)サービスが具体化してきました。9月20日にNTTドコモが5Gのプレサービスを開始するにあたり、18日に発表会を開催。そこで示されたのは同社が構築する万全のパートナー協業体制です。現時点で同社のパートナープログラムには3000以上の企業・団体が加盟しているのですが、これに対応するため5000人以上の営業・技術要員を用意したほか、新たにMEC(Multi-access Edge Computing)の考え方に基づいた検証環境を提供すると言います。

 MECとは、小さなデータセンターを各地に配置することで、これまでクラウドに一元集中していた処理を軽減する方法。データのリッチコンテンツ化、接続端末数の急増が見込まれる5G時代の課題に必須ともいえます。一部の処理をMECのサーバーで完結できるようになれば、5Gの低遅延性をより生かすことができるかもしれません。

 NTTドコモでは5Gプレサービスを機に全国各地の局舎にクラウド基盤を配備し、これを検証環境としてパートナーに開放します。これまで専用スペース内での5G実験環境はありましたが、今回の取り組みでは、より本番に近い環境で実際のユースケースに照らし合わせた検証が可能になりそうです。(銭君毅)