中国のITベンダーの担当者と話す機会がありました。「中国は市場が大きいから、チャンスがたくさんあるのではないですか?」。私の問いに対し、「そんなことはないですよ」との返答がありました。

 この担当者によると、中国の市場は巨大な反面、スタートアップ企業が次から次へと誕生し、競争は非常に激しいそうです。いくら自国の市場とはいえ、「中国のベンダーでも、中国の市場は簡単には攻略できません」と説明してくれました。

 中国市場での競争を勝ち抜いたベンダーは、今や世界的な企業に成長しています。その中でもバイドゥ、アリババとテンセントの3社は「BAT」と呼ばれ、中国の巨大プラットフォーマーとして知られています。

 3社は日本でも一定の知名度があり、クラウドや決済などで日本との関わりは強まっています。最近では関連の書籍も多く出版されており、日本にいながら3社の動向を把握することができるようになっています。(上海支局 齋藤秀平)