「オープネス」が業績を左右する

 日本ではいま、いかにして生産性を向上して成果をあげるかを重視し、業務の効率化に取り組む企業が多い。ただ、成果をあげる上では業務の効率化だけでなく、職場の風土を見直すことも重要だろう。例えば、何らかの意思決定を行うときに、必要な情報にアクセスできなかったり、上司とコミュニケーションが取れなかったりするようでは、従業員の士気も下がり、ひいては成果につながらなくなってしまうからだ。

 本書の著者は、日本の職場に最も足りていないものは「オープネス(開放性)」であると主張。オープネスは、「経営開放性」「情報開放性」「自己開示性」の三つの要素から成るもので、つまりは組織としての「風通しのよさ」にちかく、「従業員の満足度や、企業の業績との相関性が高い」のだという。本書では、企業におけるオープネスの重要性をデータを用いて説明した上で、オープネスを高める方法について解説。従業員が成果をあげやすい職場環境づくりを目指す上で役立てることができる。(宙)
 

『OPENNESS 職場の「空気」が結果を決める』
北野唯我 著
ダイヤモンド社 刊(1500円+税)