「資産価値が落ちない建物」というと、何だか胡散臭いように聞こえますが、ITを活用すれば可能になるかもしれません。

 昨年、大規模施設の空調管理ソリューションを提供しているジョンソンコントロールズが、空調設備のデータをパブリッククラウドなどで活用できるソリューションの提供を開始しました。これまでブラックボックスになっていた空調設備のデータを活用できるようにすることで、例えば入退室管理データと組み合わせて、さまざまなIoT関連サービスが可能になるといいます。

 空調のデータ単体では、エネルギー削減がユースケースの中心になりそうですが、複数のデータと合わせて活用すれば施設の来訪客に対してさまざまな付加価値を提供できるようになるかもしれません。

 これまで建て物は、建てた時点から価値が下がっていくだけでしたが、IoTによって品質の高いサービスを提供していけば、むしろ資産価値が落ちないといえるでしょう。継続してデータを収集、徐々にサービスの精度を上げていけば、むしろ価値が上がっていく可能性もあります。(銭君毅)

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ジョンソンコントロールズ 大規模施設の空調OTと IT融合のIoTエコシステム構築へ ビル設備データを使った付加価値創出を支援