「GIGAスクール」前倒しで一気に膨れる需要


 「Windows 7」EOSによるOS移行需要を捉え、2019年に大きく拡大したPC市場。特需の反動が予想された20年以降は、文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」がその救世主になると見る関係者も多かった。23年度までに全ての小中学校・高校などで児童・生徒1人1台の学習用端末と校内ネットワーク環境を整備することを目指し、4000億円規模の予算措置もされたわけで、それも当然だ。

 今や新型コロナウイルスの感染拡大はあらゆる市場を一変させている。教育のオンライン化を早急に進める必要が出てきたこともあり、政府はGIGAスクール構想を前倒しで進めるべく、20年度補正予算案で関連予算1951億円を計上し、つい先日閣議決定したばかりだ。GIGAスクール構想の実現に向けた動きは加速している。

 需要が急速に膨らんでいるからこそ、意味のある、成果が出るIT導入をしっかりサポートする義務がITベンダー側にはある。“間違えない学校ICT”のポイントをユーザー視点でおさらいするのに役立つ一冊だ。(霹)


『PC1人1台時代の間違えない学校ICT』
堀田龍也 著
小学館 刊(1700円+税)