▼今年もゴールデンウイーク(GW)の季節がやってきた。5月2日と6日を休みにすると、最大で10連休になる。旅行会社は海外ツアーの販売を再開するなど、以前と同じ状況が戻りつつある。ふるさとや行楽地に出かけ、ゆっくり過ごす人は多いのではないだろうか。

▼新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、GWを迎えるのは3回目。久しぶりに緊急事態宣言による移動の自粛要請はなくなったが、依然として全国で感染者は出ており、予断を許さない状況が続いていることは忘れてはならない。

▼IT業界では、毎年この時期は大手SIerの通期決算発表が本格化する。20年度の業績は、コロナ禍でマイナス影響を受けつつも、顧客のIT投資を積極的に取り込み、おおむね堅調に推移。あるSIerの幹部からは「予想していたほど落ち込まなかった」との声が上がっていた。

▼コロナ禍に加え、ロシアのウクライナ侵攻、それに伴う原油や物価の高騰と、企業のビジネスに影響を与える要因は新たに出ている。以前とは異なる環境が続く中、各SIerはどのように事業を展開するのか。21年度の業績に加え、今後の成長戦略からも目が離せない。(鰹)