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インクで書く楽しさ

　前の会社を退職した際、同僚から贈られた独ラミー製の赤い万年筆を重宝している。
　
　それまでは筆記具にこだわりはなく、適当なボールペンを手にしていたが「せっかくなんで、と思って使ってみると、結構よかった」。今ではほぼ毎日利用し、ビジネスを支えている。

　特に、新型コロナ禍以降に広まったビデオ会議で役立っているという。「ノートPCの画面で相手の顔を見て話をすると、PCでメモがとりづらい」ためだ。

　「客先でインクがなくなることもままある」そうだが、「インクで書くこと自体が楽しい」と、不便さも含めて特別な思いを感じているようだ。


Snowflake
社長執行役員
東條英俊