今日は何の日

<今日は何の日>11月14日『人生100年時代の日』

2022/11/14 09:00

週刊BCN 2022年11月14日vol.1946掲載

人生後半のスキルを身につける

 先進7カ国で2007年に生まれた子どもの50%が100歳以上生きるとの研究をもとに提唱されたのが「人生100年時代」。これを受けて健康飲料を手掛けるアサヒ飲料が制定したのが11月14日の「人生100年時代の日」だ。

 55歳で定年退職していた昭和のサラリーマンとは隔世の感があり、人生設計を大きく変えなければならない。仮に80歳まで現役で働くとすれば、折り返し地点の40歳で、時代のニーズに合ったスキルを新たに習得する必要性が高まる。

 もちろん人生折り返し後は体力が格段に衰え、知識の習得も若いときのようにはいかない。自分の体力、知力に合ったやり方で、後半の40年を生きるためのスキルを身につけることが求められる。

 現在の日本の健康寿命は平均75歳ほど。平均寿命が約83歳なので健康寿命まで働いたとすれば、残りの8年ほどの収入は年金に頼ることになる。もし健康寿命が今のままで100歳まで生きると、年金生活が四半世紀に及んでしまい、財政破綻の危険性がより高まる。健康寿命をできる限り延ばしつつ、仕事を続けられるスキルを再取得することが、人生100年時代を乗り切るための重要なポイントと言えそうだ。(寶)
 


由来
日本記念日協会によれば、「人生100年時代の日」はアサヒ飲料が制定。「自分の健康を見つめ直す日」とし、健康飲料の普及促進に役立てている。いい(11)歳(14)の語呂合わせから。
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