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国内外でM&Aが活発化

2024/02/08 10:00





 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、2023年度(23年12月期)の決算説明会で、25年度までの5カ年で2000億円規模の成長投資を着実に実行していく考えを示しました。投資のなかにはM&Aも含まれており、昨年10月に実施した中堅SIerのTCS(旧東京日産コンピュータシステム)のグループ入りや、ITソリューション分野の資本業務提携などが含まれています。

 ほかにも同じような動きがあり、富士フイルムビジネスイノベーションは、昨年3月にオーストラリアで「Dynamics 365」などの基幹システム構築を手がける富士フイルムマイクロチャネルサービシーズ(旧マイクロチャネルサービシーズ)を傘下に収めました。NTTデータも国内M&A関連で25年度(26年3月期)までの3カ年で1000億円規模のM&A関連の投資を視野に入れています。

 IT投資が底堅く推移していることや、優れたIT人材の確保、先進的な技術の取得といった理由から、主要ベンダーの国内外でのM&Aが一段と活発化しそうです。(安藤章司)

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キヤノンマーケティングジャパン、ITソリューション事業が2桁成長 ストック比率を高めて25年度は売上高3000億円へ
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