NTTドコモビジネスは全光ネットワーク「IOWN APN」を使って3次元CAD(3DCAD)データを遠隔地から操作したところ、既存の通信ネットワークに比べて最大で5倍速くなったそうです。CADソフト開発ベンダーと行った実証実験で、有用性を確認できたとしています。
3DCADデータは、ネジ1本に至るまで仔細にデータ化されているため、通常のCG画像に比べてデータの圧縮が難しいとされ、遠隔地から操作すると遅延が大きく、実用的ではないという課題がありました。
実証実験では約20キロ離れた場所で検証しましたが、IOWN APNが構築可能な場所であれば、より遠くの場所であっても、理論上はほぼ同等の速度を出せるとのことです。同社では、まずは個別案件ベースでIOWN APNの構築ビジネスを伸ばしていくとしています。(安藤章司)
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NTTドコモビジネスと仏Dassault Systemes日本法人、3D CADの遠隔共同作業を実現=
https://www.weeklybcn.com/journal/news/detail/20251211_213186.html