▼「クレアチンが脳機能を改善する」「帯状疱疹のワクチンが認知症リスクを低減する」。最近、SNSで流れてきた話題である。医師の肩書きを持った人物による投稿を眺めてみると、効果を裏付ける複数の論文なども併せて示されており、信憑性は高いように思われる。
▼SNSには、こういった情報があふれている。毎日、インフルエンサーと呼ばれる人たちが何かしらの有益(と感じられる)情報を発信し、それに多くの人が賛否を示す。良い悪いの話ではなく、そういう時代になっただけである。
▼SNS上の情報は真偽が不明とも言われるが、SNSが登場する以前も同じだろう。テレビで「納豆が健康に良い」と医学博士(を名乗る人物)が発言すれば、スーパーマーケットの棚から納豆が消えた。情報の出どころは変わったが、受け入れる側の動きは今も昔もそれほど変わらないのかもしれない。
▼情報の主戦場が既存のマスメディアからSNSへと移り変わる中で、BCNのような媒体はどう振る舞えばいいのだろうか。アイデアが浮かんでは消え、答えは見つからない。脳を働かせるために、クレアチンを「ポチろう」か迷っている。(無)