「中年の危機」を迎えて
40歳を過ぎ、自覚はともあれ、世間的には立派な中年となり、ヴィクトル・ユーゴーが言うところの「40歳は青年の老年期」をまざまざと感じている。人生もほぼ折り返しを迎え、「来し方行く末」を思うこともしばしばだ。過去を振り返れば、これまでの自分がなしえなかったことに失望と後悔と諦念を抱き、未来を見据えれば、行き着くであろう限界がうっすらと浮かび上がる。
社会的には、中年がこういった心理状態に陥ることを「ミドルエイジ・クライシス」と呼ぶ。調べてみると、記者の心境はまだまだ入り口のようで、深刻化すると、うつ病をはじめとする精神疾患にもつながるそうだ。
克服の方法はさまざまだが、大切なのは現在の自身と向き合いながら、現実の延長線上にある自身の理想像を描き、人生を「出直す」気持ちで歩んでいくことだという。
「ミドルの日」自体は化粧品会社のマーケティングに過ぎないものの、確かに美容は自身を変えるための手段でもある。春は新しいことを始める良いタイミングでもある。美容に限らず、何かに挑戦したい。チャレンジが必ずしもうまくいくとは限らないが、前向きな気持ちが心に晴れ間をもたらす。そう信じたい。(無)
由来
男性用化粧品メーカーのマンダムが2011年に制定。日付は「ミドル(316)」と読ませる語呂合わせ。