▼家賃を滞納しそうになったことがある。口座引き落としにしていたが、支払日に残高が足りなかった。気付いたのは夜。急いでATMに向かったものの、カードの磁気不良で取引できず。「手を付けないように」と、メイン口座とは別の口座で対応していたことが裏目に出た。
▼どうしたものかと途方に暮れていたところ、インターネットバンキングの利用を申し込んだまま、特に使い道がなく放置していたことを思い出した。なんとか初回ログイン登録を済ませ、無事に支払用の口座に入金できた。
▼トラブルに直面して初めて、価値に気が付くサービスは少なくない。ITではセキュリティーソリューションが代表例だろう。想定外の事態に陥った際に「導入していれば」と悔やんでも、時すでに遅しである。不確実性が高まっている現代だからこそ、転ばぬ先の杖の重要性はより増している。
▼ビジネスでもトラブルを見越した準備は大切だ。とはいえ、実際に困らないと必要性に気が付かないのが人間である。春から新社会人という読者には、困る前にトラブルを見据えて行動を考えられるビジネスパーソンになってほしい。ひとまず、ネットバンキングの登録からおすすめしたい。(駄)