▼先日、野外の音楽フェスにキャンプ泊で参加した。いつも思うのだが、どうにも荷物がまとまらない。Tシャツや下着、靴下は予備も必要と考えると、やたらとかさ張ってしまう。念のための薬や絆創膏、暑さに備えた冷却グッズなども用意すると、気がつけばリュックがぱんぱんに。「こんなに持っていく必要があるか」と自問自答してしまう。
▼万が一の事態に備える。口で言うのは簡単だが、いざ実践しようと思うと腰が重い。例えば家庭での災害備蓄や、企業のサイバーセキュリティー。どれも費用や管理の手間はかかるが、それ自体が利益をもたらすものではない。しかし、それを惜しんだツケを払うのは、最悪のタイミングになることが多い。
▼冷凍食品・低温物流の大手企業はランサムウェア攻撃に対し、適切なバックアップやディザスターリカバリー、紙伝票などを使ったアナログによる業務継続手法といった対策で早期復旧を実現した。結局「やるか、やらないか」だけが、未来を左右するのだろう。仕方がないが、今後もリュックに目一杯詰め込み、もしもに備えるしかない。いざというときに後悔しても遅いのだから。(無)