米アップルコンピュータの創業者メンバーの1人で暫定CEO(最高経営責任者)であるスティーブ・ジョブズ氏がCEOへの正式就任の意向のないことを再度表明したことが10月28日、明らかになった。

 同氏が経営する3D技術のピクサー・アニメーション・スタジオズの重役であるローレンス・レビー氏が明らかにした。ジョブズ氏はCEO正式就任をこれまでも何度か否定しているが、一部報道機関が同氏の正式就任の意向を固めたと報じていた。

 レビー氏によると、ジョブズ氏は業界アナリストらとの電話会議で「(正式就任しないという)状況は依然、変わっていない。年内に新CEOを見つける」と語ったという。

直販開始の準備、BTO方式を採用か

 情報筋によると、米アップルコンピュータは「ビルト・トゥ・オーダー(BTO、カスタムメイド)方式」採用の直販を開始するための準備を進めている。

 同社はシンガポール工場でBTO方式を実現するための生産ラインやシステムを構築中で、ユーザーが直接注文できるインターネットのウェブページも開発中という。リセラーを通じた従来の流通経路との併用を検討しているもよう。正式発表は10日前後と見られている。