店頭流通

アップル 流通経路が改善 リセラーにもBTO

1998/08/24 18:45

 過去、トラブルが報告されることが多かったアップルコンピュータの流通経路が改善の兆しを見せている。また、同社はリセラーを通じたビルト・トゥ・オーダー(BTO、カスタムメイド販売)方式も開始した。

 同社によると、今年6月30日の時点での在庫総額は1億5000万ドル以下と、3年前の20億ドルから大幅に減少した。同社は昨年11月に流通経路の効率化計画を発表した。取引業者を限定するとともに、インターネット上で新型PC「G3」のBTO販売を開始。

 一方で大型PCショップ「コンプUSA」内にアップル製品だけを取り扱う店内ショップを開設。「他社は1つの流通方式に固執するが、アップルはいろいろな流通方式をバランスよく採用する」(スティーブ・ジョブズ暫定最高経営責任者)という。

 その一環として今年3月に教育分野向けにBTO販売を開始したのに続き、リセラーを通じたG3のデスクトップPCのBTO販売を開始。近い将来はノートPC「G3パワーブック」のBTO販売も始めるという。
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