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アップル パワーマックG4登場 さらなる高速化実現

1999/09/06 18:45

 アップルコンピュータは次世代プロセッサ「パワーPC G4」搭載のデスクトップ「パワーマックG4」を、1599ドルで同社ホームページ上で発売した。

ウェブ上で販売開始

 同社のスティーブ・ジョブズ暫定最高経営責任者(CEO)がサンフランシスコで開催されたカンファレンスで明らかにしたもので、同CEOによると9月半ばに発売予定のノートパソコン「iBook」は14万台の前注文を受けているという。

 パワーPC G4はスーパーコンピュータの心臓部を小型化した「ベロシティー・エンジン」を搭載。1秒間に10億回の浮動小数点演算が可能。アドビのフォトショップを動作させたところ600MHzペンティアムIII搭載パソコンより処理速度が2倍速かったという。またインテルのベンチマークで計っても500MHzのパワーPC G4は600MHzのペンティアムIIIの2.94倍の速度を記録したという。

 同社は400MHz版のパワーマックG4をウェブ上で発売したほか、450Mhz版を9月に、500MHz版を10月に発売する予定。

 また、液晶としては最大の22インチディスプレイの「シネマ・ディスプレイ」を発表。10月から限定販売する。

 ジョブズ氏は講演のなかで、次期OSのマックOS 9を実演。同OSは1つのパスワードでパソコンから社内LAN、ウェブページなどでのパスワードを自動入力できる「キーチェーン」機能が特徴の1つ。同OSは99ドルで10月半ばに発売予定。
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