エイデン（岡嶋昇一社長）は、2月下旬から、家電3品目の買い取り事業を本格的に始める。すでに一部店舗で1月下旬から試験的に始めている。

　エイデンでは、「現行の家電リサイクルの枠内では、中古家電の再利用が進まず、リサイクルの精神に反する」と反発。同社では、今回の独自の買い取り事業を展開していくことで、家電の中古利用を推進する考え。買い取った家電は、提携会社を通じ、中古品として販売していくとしている。

　利用者が、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の家電3品目を排出する場合、中古利用が可能な製品について、最低100円から引き取る。エイデンが現金を支払うことにより、排出家電は“有価物”として買い取ることになるため、廃棄物処理法に抵触しない。

　「今は、まだ家電3品目だけだが、今後、パソコンなどに応用することも検討中」だという。