米国のハイテク関連の主要な国際見本市が規模を縮小しているなか、1月9-12日の4日間、米ラスベガスで開催された世界最大規模の家庭向け電子機器の国際見本市「2003 International CES(Consumer Electronics Show)」は予想に反して大盛況となった。出展社数は2283社と昨年秋のコムデックスを抜き、予想の10万人を上回る11万6687人が世界128か国から訪れた。ネット家電、ホームメディアサーバー、ワイヤレス製品、第3世代(3G)携帯電話、有機EL、MPEG-4/AVCプレイヤーをはじめ、最先端の製品が出展された。
CEAのゲーリー・シャピオ理事・CEは、CESの開幕にあたり、「CESは、テクノロジーを発表し、それを学ぶ場となった。03年は業界にとっては挑戦的な年になる。トレンドとしては、家電関連のものがワイヤレスに移っていく。すでに天井を打ったという見方も出ているが、マイクロソフトがSPOT(Smart Personal Object Technology)を発表したように、この分野はまだまだ伸びる。MP3プレイヤーの工場出荷額は対前年比30%増と増大し、DTV関連機器は(DTV Readyも含めて)前年の210万台を上回り250万台出荷するなど順調だった」とコメントした。
開幕前夜の8日午後6時からラスベガスヒルトン・シアターで基調講演に臨んだビル・ゲイツ会長は、スピーチのなかでウィンドウズCE .NETやウィンドウズ XP Embededを搭載した家庭向け製品「Smart Devices(スマートデバイス)」を発表したほか、その延長線上にありハードディスクを搭載した携帯型マルチメディアプレーヤー「Media2GO」、そしてSPOTの最初の具体的商品としてインテリジェント腕時計を発表した。
米国のハイテク関連の主要な国際見本市が規模を縮小しているなか、1月9-12日の4日間、米ラスベガスで開催された世界最大規模の家庭向け電子機器の国際見本市「2003 International CES(Consumer Electronics Show)」は予想に反して大盛況となった。出展社数は2283社と昨年秋のコムデックスを抜き、予想の10万人を上回る11万6687人が世界128か国から訪れた。ネット家電、ホームメディアサーバー、ワイヤレス製品、第3世代(3G)携帯電話、有機EL、MPEG-4/AVCプレイヤーをはじめ、最先端の製品が出展された。