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■デジタルカメラの販売動向 シェア争奪戦が一層激化
2003/03/24 16:51
週刊BCN 2003年03月24日vol.983掲載
首位と5位の差が5.7ポイントに

3月10-16日は、ソニーが16.5%でトップ。次いで、オリンパス光学工業が16.3%、カシオ計算機が15.4%、富士写真フイルムが15.1%、キヤノンが10.8%と続く。同週は、首位と5位のシェアの差が、わずか5.7ポイント。2月3-9日が10.6ポイントの差だっただけに、シェア争いが一層エスカレートしていることになる。最近6週間をみると、ソニーが今年2月17-23日まで首位を維持していたものの、オリンパスが2月24-3月2日に21.8%を獲得し、首位が入れ替わった。オリンパスは、3月3-9日に21.2%で首位を維持。3月10-16日には、ソニーが再び首位を奪回する格好となった。
3月10-16日の機種別販売台数シェアは、オリンパスが2月21日に発売した「CAMEDIA(キャメディア)」シリーズの「μ-10 DIGITAL」が6.9%で首位となった。同製品は、発売週の2月17-23日が5.1%で2位だったものの、2月24-3月2日以降は首位を維持している。また、カシオが3月14日に発売した「EXILIM(エクシリム)」シリーズの「EX-Z3」は、発売週の3月10-16日が5.2%で、2位につけている。両製品とも、薄型・小型化がコンセプト。このコンセプトがシェアを拡大するカギといえそうだ。
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