日本の店長

<日本の店長>第18回 エイデン スーパーコンプマート大須メガタウン 加藤敏明店長

2003/05/12 18:45

週刊BCN 2003年05月12日vol.989掲載

 スーパーコンプマート大須メガタウンは、パソコン本体など中古品の販売が好調だ。加藤敏明店長は、「前年同月比120-150%で推移している。競合店舗に勝てる分野を確実に伸ばしていくことが重要」と語る。名古屋・大須地区の新天地通りのメガタウンビル地下1階に店舗を構えており、エスカレータを降りた真正面を中古売り場として「リユースコーナー」を設置している。

勝てる分野を伸ばす

 同コーナーでは、パソコン本体をはじめ、プリンタ、スキャナ、液晶ディスプレイ、デジタルカメラ、PDAなどを揃える。新品・中古品を含めた商品数は9000アイテム強。パソコン本体や周辺機器、ビジネスソフトなどパソコンおよび関連機器を一通り揃える。「消費者が大須地区に何を目的として訪れるかを考えると、価格が安いからという理由に加え、掘り出し物が見つかるからという理由も多い。多くの商品を揃えることで総合力で集客数を高め、当店舗にしかない掘り出し物として中古品の品揃えを充実させることが重要と判断した」という。

 従業員は、アルバイトを含めて45人弱。社員への教育は、「厳しく指摘する」ことがコンセプト。加藤店長自身も現場に立ち、接客や店内などの良し悪しを現場の社員とともに考える。接客では、「お客さんに対し、必ず声をかけるように徹底させている。積極的に話しかけることで、お客さんが購入したい商品を決めているのか、購入したいが何を選択していいのかわからないため店員からアドバイスを受けたいのか、などを把握できる」としている。

 接客時間は、「何を購入しようか迷っているお客さんには、的確なアドバイスで、平均10分で購入に結びつける」ことを目指す。売上比率は、パソコン本体が40%と比較的高い。今後販売を強化する商品は、中古品をはじめデジカメやプリンタなど。デジカメについては、「前年同月比150%で推移している」と自信をみせており、女性や高齢者、海外からの旅行者などを顧客として獲得している。売上高に関しては、「今年度は前年の110%を見込んでいる」と強気だ。(佐相彰彦)
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