店頭市場ピックアップ

携帯オーディオの市場動向

2005/07/11 16:51

週刊BCN 2005年07月11日vol.1096掲載

アップル、トップを堅持

ソニーのネットワークウォークマン健闘

 携帯オーディオ市場では、アップルコンピュータがトップシェアを堅持している。

 図は、昨年12月から今年6月のBCNランキング月次データによるメーカー別販売台数シェアの推移を表した。アップルがトップ独走を続け、今年1月に投入した「iPod shuffle」のヒットで3月にはシェア45.7%を獲得したが、それをピークに下降傾向にある。

 現在2位のソニーは、フラッシュメモリのネットワークウォークマンの投入をきっかけに勢いをつけ、首位のアップルに迫った。しかし、その差は13.5ポイント。3月まで2位をキープしていたリオジャパンはソニーに2位の座を奪われ、3位に留まったままだ。

 6月の機種別販売台数シェアで10位までの製品をみると、6位と9位にソニーのネットワークウォークマンが入っている以外はすべてアップルのiPodシリーズ。11位から20位までは、20位に松下電器産業が今年4月に投入したSDカードを外部記憶メディアに使用する「D-snap Audio」が入っているが、それ以外は、ソニーのネットワークウォークマンシリーズが占める。1位から19位までは、アップルとソニー製品が割拠している状況だ。

 アップルはこのほど、HDD(ハードディスクドライブ)タイプの「iPod」と「iPod photo」ラインを統合し、iPodにカラーディスプレイを搭載して写真の表示やスライドショーの再生ができるようにした。また、6月のメーカー別シェアで4位のアイリバー・ジャパンは、動画再生対応の戦略製品「U10」を8月に市場投入すると発表した。

 価格、デザイン、音質、記憶容量などの特徴に加えて、新たな機能を盛り込むなど、付加価値をつけた戦略を打ち出すメーカーが出てきている。急速に市場が拡大した携帯オーディオ市場で、差別化が迫られている。
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