地デジチューナー搭載機へシフト

　6月12－18日の地上デジタルチューナー内蔵DVD・HDDレコーダーのメーカー別シェアは、首位が東芝（26.5％）、2位はシャープ（24.0％）、3位は松下電器産業（22.6％）、4位はソニー（12.1％）、5位日立製作所（11.2％）と続き、激戦となっている。

　図は、DVD・HDDレコーダー全体の販売台数のうち地デジチューナー搭載機種の販売構成比推移を表したもの。地デジチューナータイプの販売台数は、すでに市場全体の半数を超えており、今年に入ってからは加速度的に伸びている。

　現在5位の日立は、この夏商戦で「シェア25％を目指す」（　橋憲二・マーケティング事業部AV営業本部本部長）としており、上位グループに食い込む意気込みを示している。

　2011年の地上アナログ放送終了に向けて、既存のテレビを買い替えない層による地デジチューナーの需要が見込める。同社は、これらの層に向けて、「チューナー価格にプラスアルファの金額で、地デジチューナー内蔵レコーダーが購入できる」点を訴求していきたい考え。