富士ゼロックス（山本忠人社長）は11月26日、基幹業務出力を支援するA3対応モノクロプリンタの新製品として「DocuPrint 5060/4060」を12月12日に、「DocuPrint 4050」を09年1月19日に発売すると発表した。

　新製品は、官公庁や企業における各種帳票などを大量出力する基幹業務での情報漏えいを抑止するセキュリティ機能を従来機より大幅に強化。同社複合機「ApeosPortシリーズ」と共通プラットフォームを搭載し、モノクロの「DocuPrint シリーズ」では初めて同社複合機と同じ管理環境下での情報漏えい対策や出力管理を可能とした。

　具体的には、ICカード認証による機密文書などの放置防止や、文書のイメージログの蓄積/管理、利用状況の管理、隠し文字や複製制限コードの埋め込み印刷などの機能により、情報漏えいの抑止や防止を実現する。さらに、ネットワーク接続時の機器認証やデータ送受信時の暗号化など、多様なセキュリティ機能を搭載している。

　デスクトップ設置に適した「DocuPrint 4050」は、44枚/分の出力スピードを備え、最大で5種類の用紙給紙と2400枚の大容量給紙に対応している。また、オプションのフィニッシャーにより後処理まで支援する「DocuPrint 5060/4060」は、それぞれ55枚/分、45枚/分の出力スピードで、最大6種類の用紙給紙と5100枚の大容量給紙に対応。いずれも基幹業務での大量出力に耐える性能を備えている。

　税別価格は、「DocuPrint 4050」が26万8000円、「DocuPrint 5060」が49万8000円、「DocuPrint 4060」が43万8000円。