ワコムは2009年12月26日、年末の商戦期に合わせて、ビックカメラ池袋本店パソコン館にて自社のタブレットを使用した似顔絵イベントを開いた。イベントには子どもを連れた来店者が多く参加し、完成した似顔絵に満足そうな表情をみせた。

 ワコムは、タブレットの楽しさや面白さ、優位性を伝えることを目的に、量販店にプロの似顔絵師を招き、同社のタブレットを使って来店者の似顔絵を描いてプレゼントするというイベントを打っている。最初に開催したのは10年以上前のこと。2、3年ほど実施し、しばらく実施しない時期が続いたが、3年ほど前から再度、精力的に行うようになった。

 「人はみんな絵を描きたい、絵を見たいもの。タブレットは、本人が描いて、また描いている様子を見て盛り上がれる、人を集めることができるユニークな製品。これは他の周辺機器にはない強みだ」と、営業本部・流通営業部・ジェネラルマネージャーの米嶋貢氏は語る。

 似顔絵イベントは「量販店としても販売促進に繋がる」(ビックカメラ 広報・IR部 グループ広報 田村真由美主任)ことから、量販店側から開催を頼まれるケースも多い。現在ではワコムの営業が企画するだけでなく、量販店側から要望を受けて、夏と冬の商戦期に集中して東京、名古屋、大阪など各地域の店舗で実施している。

それぞれの特徴を捉えた似顔絵。日付けと名前入りで印刷してくれる

 2009年12月26日は、11時半から19時にかけてビックカメラ池袋本店パソコン館でイベントを開催した。似顔絵は1人15分ほどかけて丁寧に描くため、1日に対応できるのは22人ほど。「この日も予約で埋まり、断らなくてはならない場面もあった」(営業本部・流通営業部・流通営業Gr.の塩川浩章氏)という。

 また、会場の背後に大きなモニタを設置し、描いている画面が見えるため、通りすがりの来店者も覗き込むようにして集まってくる。

 この日、実際に娘の似顔絵を描いてもらった父親は「記念に家に飾っておきます。子供がタブレットに興味をもったようで、売り場で触っていました」と、満足そうに話す。タブレットコーナー付近で開催することで、イベントが直接販売促進につながっているようだ。(武井美野里)

子供を連れた来店者が積極的にイベントに参加していた