2010年7月のPC関連市場は、市況の回復機運と夏期商戦が重なったことで、「ネットワーク関連機器」や「パソコン」など、8ジャンル中5ジャンルが数量と金額の伸び率で前年を上回った。「PCパーツ」「パソコン拡張機器」「ディスプレイ」も、数量伸び率は前年を下回ったものの、マイナス幅は確実に縮小し、復調傾向は顕著。なかでも自作PC関連の「PCパーツ」と「パソコン拡張機器」は、金額は小幅ながら前年を上回るまでに回復してきている。
金額の伸び率で際立つのは、前年比21.9%増の「パソコン」。6月に販売を開始した「Microsoft Office 2010」を搭載した夏モデルの売れ行きが好調で、平均単価の上昇に結びついた。
回復傾向の「ディスプレイ」は、いまやLCDが当たり前になった。液晶テレビと同様、LEDバックライトの採用が進んでいる。採用率は液晶テレビの38.1%に比べるとまだ低いものの、7月は13.2%と初めて10%を超えた。LEDバックライト搭載に絞り込んでメーカーシェアを算出すると、LGエレクトロニクスが43.4%、BenQジャパンが29.9%、アイ・オー・データ機器が8.2%、日本エイサーが5.8%、マウスコンピューターが5.5%と続き、海外メーカー勢が先行する展開だ。
今後、エコ機運がPC関連製品にも波及し、LCDでもさらにLEDバックライト搭載が進むと考えられる。国内メーカー勢の巻き返しで、ディスプレイ市場はさらに活気づくだろう。