伸びている要因は価格の下落。4Kテレビの税別平均単価が19万9300円と、この5月以来半年ぶりに20万円を切った。主力は40型から55型まで。10万円台半ばから20万円前後のモデルがよく売れている。4Kテレビのメーカーシェアは、7月以降シャープがトップを走っていたが11月、パナソニックが5か月ぶりに首位を奪還。34.0%と同社としては4Kテレビで過去最高のシェアを獲得した。2位に後退したシャープは27.1%と失速。3位で23.9%のソニーが迫っている。
パナソニックの4Kテレビは、売れ筋の60型未満の台数構成比が9割以上と大部分を占めている。画面サイズ別のメーカーシェアでも40型台、50型台ともに4割弱のシェアを握っており、おおむね20万円以下の価格帯で強い。一方シャープは60型以上で20万円台後半のモデルが強く、この市場では4割弱のシェアを握っている。しかし、60型以上は4Kテレビの2割に満たない市場であることから、4Kテレビ全体ではシェアが伸び悩んでいる。