これからの時代(Era)をつくりだす存在となるであろう業界注目の若手経営者にフォーカス。そのビジネス観や経営哲学に迫ります。今回は「deex・牛丸順登代表取締役」を取材しました。
月曜朝のルーティン
月曜朝6時半。週の始まりは決まってジムに向かい、「足トレ」に全身全霊を傾ける。スクワットを中心に1時間。「足を鍛えると基礎代謝が上がる。しんどいけど、仕事のギアが入る」。電車の中でYouTubeを見るのは「人生の無駄」と話し、自転車で片道20分かけて通勤する。
現場でつかんだ感覚
その行動原理はシンプルだ。「目的のために、一番効く手段を選ぶ」。幼少期から続けてきた格闘技やバスケットボールも、思考の土台になっている。8歳から始めたキックボクシングは、高校生でプロライセンスを取得した。「どうやったら勝てるか」を考え続けてきた経験は、今の交渉や意思決定にも通じている。ただ、順風満帆だったわけではない。足のじん帯を損傷して競技を離れた後は、燃え尽きたような時期もあった。
大学時代はアルバイトに精を出した。昼は工事現場で足場を組み、夜はバーで酒を出す。厳しい上下関係の中で働く職人の世界と、企業の管理職たちが集う夜の空間。まったく異なる場を行き来しながら、「どういう言い方が伝わるか」を感覚的に学んだ。
起業を志し、リクルートに転職したのも「出身者に創業社長が多い」からだった。
生産性はフィジカルで決まる
体を鍛えることは、いまや自身の経営哲学である。オフィスにはベンチプレスを置き、社員にもトレーニングを推奨する。「結局、生産性はフィジカルで決まる」。食事、運動、睡眠。この三つが整えば、パフォーマンスは上がる。だから自身も、組織も徹底する。自ら1日8時間の睡眠を最優先にし、場合によっては社内の打ち合わせ時間を調整してでも確保する。「そのほうが結果的に会社に貢献できる」と迷いはない。
体と思考を磨き続ける。視線の先には、「DXといえばdeex」と真っ先に思い浮かべられる存在になるという目標がある。
プロフィール
牛丸順登
1994年生まれ、兵庫県出身。関西学院大学社会学部卒業。ワークスアプリケーションズ、リクルートを経て、2021年にdeexを創業。
会社紹介
代理店・パートナー営業のDX支援を手掛け、戦略構築から実務代行、システム化まで一貫して支援。PRMツール「CoPASS」を提供し、コンサルティングや代理店開拓の実務代行を通じて企業の成長を支える。