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<2002年を占うキーワード10> 6.ワイヤレスブロードバンド
2002/01/07 15:00
週刊BCN 2002年01月07日vol.923掲載
ADSLの利用者拡大に限界 無線サービスが大幅に普及か
2002年は、ブロードバンド化で01年の主役だったADSLに代わり、光ファイバー、無線が脚光を浴びるだろう。
ADSLは順調に加入者を拡大し、01年11月末時点で加入者数は120万4564人と、01年1月時点の1万6194人に比べ、加入者数を急拡大した。だが、さらなる利用者拡大に対しては疑問視する声があがり始めている。
NTT局舎側のスペースが不十分であること、都心部以外の地域ではNTT局舎から利用者宅までの距離が長くなり、DSL技術の弱点である距離による品質低下が明確になるなどの問題点が出てきたからだ。02年に入り、ADSL加入者数はさらに拡大していくことは間違いないものの、その上限がすでに見え始めてしまったわけだ。
NTTでは、すでに無線を使ったブロードバンドサービスを開始する準備を進めている。従来から、光ファイバーはブロードバンドの本命とされている。しかし光ファイバーの敷設が済んでいるのは都市部が中心。地方での普及が進むにはまだ時間がかかる。また、都市部であっても、集合住宅ではADSLや光ファイバーを使ったサービスが両方ともに利用できないケースがある。従って、無線の活用が進むことが見込まれる。
新しい動きとして、これまで個人を中心に進んできたブロードバンド網の利用が企業でも増加しそうだ。専用線を利用していない中小企業などがADSLなどを活用し、低価格でブロードバンド回線を利用するケースがさらに増えるだろう。大企業でもADSLの利用を検討し始めている。
例えば、複数拠点のPOSデータを夜間にセンターへ送って、管理、データ分析を行ってきた流通事業者が、リアルタイムのデータ送信と分析を行うことで、より効果的な経営が行えるようになる。
企業向けブロードバンドサービス導入の検討を始めたソフトメーカーもある。企業向けブロードバンドサービスも今年が本格稼働の年となりそうだ。(三浦優子)
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