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<2002年を占うキーワード10> 2.業界再編
2002/01/07 15:00
週刊BCN 2002年01月07日vol.923掲載
IT不況は依然続く 大型提携の可能性も
米国の不況もあって、IT業界は厳しい状況が依然として続いている。右肩上がりの時期が過ぎ、業績を伸ばし続けるベンダー、業績悪化が明確となったベンダーなど、優勝劣敗が明確につき始めた。
ガートナージャパンのデータクエスト部門によれば、2001年第3四半期の全世界のパソコン出荷台数は前年同期比11.6%減の3059万台。「先進市場セグメントにおけるパソコン市場の飽和が、01年第3四半期も引き続き市場成長を妨げる要因となっているうえ、米国経済の低迷がパソコン市場の全分野に大きな影響を与え、市場ではパソコン部材の大量余剰が、(1)サプライチェーン効率の優れた大手ベンダーにとって優位に働く、(2)ノーブランドパソコン(ホワイトボックス)の復活――という2つの動向を生み出した」と説明している。
残念ながら02年も、この不況を打破する新しい動きを見出すことができない。従って、さらなる業界再編が進む見通しだ。
01年のIT業界を揺るがした米ヒューレット・パッカード(HP)とコンパック・コンピュータの合併合意は、株主の猛烈な反対にあって実現しそうにない。それにもかかわらず、首脳陣は合併を推進したい意向のようだ。これは生き残っていくためには、従来のままではいられない危機感がなせるものだろう。
02年、このIT業界の再編の波が日本のベンダーにどれだけ迫ってくるのかが大きな焦点となるだろう。
01年は、大手コンピュータベンダーがリストラを開始し、内部の事業再編を進めた。半導体に関しては、企業間統合も進んでいったが、コンピュータ事業に関しては企業間統合は進んでいない。今年は、HPとコンパックのような大型の企業間統合も十分に考えられる。
販売店の再編も進みそうだ。今年4月にデオデオ・エイデンの持ち株会社が誕生する。資本力が大きい販売店が力をもってきているだけに、さらなる販売店間統合も進んでいくことになるだろう。 (三浦優子)
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